@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『ビルド・ア・ガール』

例え全てを失ってもホモ・ソーシャルには染まらないほうが良い 『ビルド・ア・ガール』(How to Build a Girl) 1990年代前半のUKロックシーンを舞台に、冴えない高校生から辛口音楽ライターに転身した少女の奮闘を描いた青春ドラマ。1993年、イギリス郊外に家…

『最後の決闘裁判』

やりたいことは分かるけど、あまり見せ方が良くない気がする 『最後の決闘裁判』(The Last Duel) 1386年、百年戦争さなかの中世フランスを舞台に、実際に執り行われたフランス史上最後の「決闘裁判」を基にした物語を描く。騎士カルージュの妻マルグリットが…

『キャンディマン』

『キャンディマン』(Candyman) シカゴの公営住宅「カブリーニ=グリーン」地区には、「鏡に向かって5回その名を唱えると、右手が鋭利なかぎ爪になった殺人鬼に体を切り裂かれる」という都市伝説があった。老朽化した公営住宅が取り壊されてから10年後、恋人…

『ロン 僕のポンコツ・ボット』

トモダチ信仰が強すぎる 『ロン 僕のポンコツ・ボット』(Ron's Gone Wrong) 友達が欲しい少年と不良品の最新式ロボットが“本当の友情”を探して繰り広げる冒険を描いた長編アニメーション。ネット、写真、通話、テレビ、ゲームなどあらゆるデジタル機能に加え…

『G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ』

ツッコミはご法度 『G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ』(Snake Eyes: G.I. Joe Origins) 人気キャラクターでもある漆黒の忍者スネークアイズを主人公に、マスクで顔を隠し謎に包まれたスネークアイズがいかに誕生したかを描く。日本の闇の組織からある男の命…

『ハロウィン KILLS』

もうマイケルのことは放っておいて... 『ハロウィン KILLS』(Halloween Kills) ローリー・ストロードとブギーマンことマイケル・マイヤーズの40年におよぶ因縁の戦いは、決着がついたはずだった。しかし、まだ悪夢は終わっていなかった。ローリーが仕掛けた…

『ビースト』

『ビースト』 2004年のフランス映画「あるいは裏切りという名の犬」を大胆に翻案し、猟奇殺人事件に運命を狂わされた2人の刑事を描いたノワールスリラー。かつては互いを認め合い、正反対の性格ながらも相棒同士だった刑事ハンスとミンテ。仁川で猟奇殺人事…

『Our Friend アワー・フレンド』

こういう友達アメリカにはいるだろうけど、映画として観るにはあまりにも都合が良すぎる存在... 『Our Friend アワー・フレンド』 「Esquire」誌に掲載され、全米雑誌大賞を受賞したエッセイの映画化。2人の幼い娘を育てながら、懸命に毎日を送っていたジャ…

『PITY ある不幸な男』

『PITY ある不幸な男』 10代の息子と小綺麗な家に住み、礼儀正しく身だしなみも良い弁護士の中年男性。何不自由ない暮らしを送っているように見えるが、彼の妻は不慮の事故で昏睡状態に陥っている。彼の1日は、妻を思ってベッドの隅でむせび泣き、取り乱すこ…

『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』

鳥肌が立つ瞬間がいくつもある... 『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』 ウッドストックが開催された1969年の夏、160キロ離れた場所で行われたもうひとつの歴史的音楽フェスティバル「ハーレム・カルチュラル・フェスティバ…

『キャッシュトラック』

リメイク作品だけどいつものガイ・リッチー映画 『キャッシュトラック』(Wrath of Man) 2003年製作のフランス映画「ブルー・レクイエム」をリメイクしたクライムアクション。ロスにある現金輸送専門の警備会社フォルティコ・セキュリティ社では、特殊な訓練…

『メインストリーム』

コッポラ一族の享楽映画にならないように努力しているが... 『メインストリーム』(Mainstream) 人気YouTuberへと駆け上がろうとする若者たちの野心と狂気を描く。ロサンゼルスで暮らす20代の女性フランキーは、映像作品をYouTubeで公開しながら、寂れたコメ…

『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』

父なる神はあてにならないから、女の徳に頼ろう 『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』 1981年、家主を刃物で22回刺して殺害した青年アーニー・ジョンソンは、悪魔に取り憑かれていたことを理由に無罪を主張する。心霊研究家ウォーレン夫妻は被告人を救うため、…

『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』

製作人が劇場公開にこだわった意味がよく伝わってきた 『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』 ジェームズ・ボンドの活躍を描く「007」シリーズ25作目。現役を退きジャマイカで穏やかな生活を送っていたボンドのもとに、CIA出身の旧友フェリックス・ライターが助…

『TOVE トーベ』

トーベのクィアネスにかなり焦点を当てた映画 『TOVE トーベ』 「ムーミン」の原作者として知られる、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの半生をつづったドラマ。日本をはじめ各国で愛されるキャラクターのムーミンたちがいかに生み出され、成長していった…

『BILLIE ビリー』

ドキュメンタリー映画の意義は分かるけど、ビリー本人の証言が少ない... 『BILLIE ビリー』 不世出のジャズシンガー、ビリー・ホリデイのドキュメンタリー。人種差別と闘い、酒と薬におぼれて身心がボロボロになりながらもステージに立ち続けたビリー・ホリ…

『MINAMATA ミナマタ』

最近のジョニー・デップについて語りたい.... 『MINAMATA ミナマタ』 ジョニー・デップが製作・主演を務め、水俣病の存在を世界に知らしめた写真家ユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミスの写真集「MINAMATA」を題材に描いた伝記ドラマ。1971年、ニュ…