@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『キャッシュトラック』

リメイク作品だけどいつものガイ・リッチー映画

 

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『キャッシュトラック』(Wrath of Man)

 

2003年製作のフランス映画「ブルー・レクイエム」をリメイクしたクライムアクション。ロスにある現金輸送専門の警備会社フォルティコ・セキュリティ社では、特殊な訓練を受け、厳しい試験をくぐり抜けた警備員たちが現金輸送車=キャッシュトラックを運転していた。そこに新人のパトリック・ヒル、通称“H”が警備員として採用された。採用試験の成績はギリギリ合格というレべルだったHだが、ある時、トラックを襲った強盗を驚くほど高い戦闘スキルで阻止し、周囲を驚かせる。そして、彼の乗るトラックがふたたび強盗に襲われると、Hの顔を見た犯人たちはなぜか金も奪わずに逃げてしまう。周囲がHの正体に疑心を抱く中、全米で最も現金が動くブラック・フライデーにフォルティコ・セキュリティ社に集まる1億8000万ドルの大金を狙う強奪計画が進行していた。

 

 リメイク元作品を知らないので上手く言いようが無いが、ロサンゼルスが舞台でノワアール作品のような趣があるが、なんだかんだ言っていつものガイ・リッチー映画だったとしか言いようがない。組織のゴタゴタ、セックスしない男同士の愛憎、ちぐはぐな場面展開からの時系列回収劇etc、おそろしくいつものガイ・リッチー映画だった。

 

 強いて特別に言及するのなら、Hが復讐に駆られる理由が息子が殺されるからというのだが(監督本人は元妻のマドンナと一人息子の親権裁判をしていたそうだが、これに関しては私は断固マドンナ応援派だが)、その息子の主体性みたいものもあまり回復しない。あまり事件の後始末みたいなものにこの監督は興味ないんだろうな。