@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ソウルフル・ワールド』

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 人間が生まれる前の「ソウル(魂)」たちの世界を舞台に描くファンタジーアドベンチャー。ニューヨークに暮らし、ジャズミュージシャンを夢見ながら音楽教師をしているジョー・ガードナーは、ついに憧れのジャズクラブで演奏するチャンスを手にする。しかし、その直後に運悪くマンホールに落下してしまい、そこから「ソウル(魂)」たちの世界に迷い込んでしまう。そこはソウルたちが人間として現世に生まれる前にどんな性格や興味を持つかを決める場所だった。ソウルの姿になってしまったジョーは、22番と呼ばれるソウルと出会うが、22番は人間の世界が大嫌いで、何の興味も見つけられず、何百年もソウルの姿のままだった。生きる目的を見つけられない22番と、夢をかなえるために元の世界に戻りたいジョー。正反対の2人の出会いが冒険の始まりとなるが……。

 

 まずアニメーションがきれいで、かつ音楽が凄く良い。同じジャズでも「ジャズを救ってやるぞ」息巻いていた『ラ・ラ・ランド』よりずっとこの映画の方が良い。話の内容はなぜは人は生まれてくるのか的な映画で、子供向けだけど初めての哲学入門みたいな作品を目指して作られたのかと思う。

 

 良い作品だけど、話の結末が好きじゃない。まずこの映画は人と交流しなければいけない、一人前の人間にならないといけない、天から与えられた才能は社会や人に還元するべきという規範のもとに作られた映画である。かなりプロテスタントの影響が根強い。新しい作品だけど、話の結末がかなり古風である。あんなに音楽の才能があるのに、なんで人々に還元しないといけないんだ、めんどくさい。