@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) 君と未来へ』

子どもが戦うの観てるの辛い... 

 

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『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) 君と未来へ』

 

人間たちには知られていないが、この世界には妖精と呼ばれる存在がいる。妖精は人間から正体を隠し、あるいは人里離れて暮らしている。

主人公・小黒(シャオヘイ)は子猫の姿をした妖精で、人間の子ども化け猫のような姿に変化することができる。人間の森林開発により住処を奪われた小黒は、子どもながらにひとり居場所を探して旅に出なければならなかった。

ある時、人間に襲われ危険に陥った小黒は同族の妖精である風息(フーシー)に助けられる。風息に連れられ故郷の森に似た隠れ処の島を訪れた小黒は、風息の仲間である洛竹(ロジュ)や虚淮(シューファイ)と出会い、あたらしい家が見つかったと喜ぶ。しかし安息の場所を手に入れたのもつかの間、最強の執行人と呼ばれる無限(ムゲン)の急襲を受け、風息たちは島を追われ小黒はひとり取り残されてしまう。無限は小黒に「まで連行する」と告げる。

筏で陸地を目指す途中、小黒が捕獲対象ではなかったと気づいた無限は詫びとして小黒に異能力の扱いかたを教えると申し出る。その申し出を利用し逃げようとする小黒だが、幾度となく捕まり逃走は果たせない。しかし互いに誤解と不信感からはじまった両者の関係は、ふたりで旅を続け小黒が徐々に世界の広さを知るにつれて変化していく。やがて無限に対する見方を変えつつある小黒だったが、風息が小黒を取り返しに現れ彼の本当の目的を明らかにすることで、事態は意外な展開を見せる。

妖精と人間が、共存のための道を模索する物語。

 

 元々アニメシリーズとしてある作品の前日譚の映画が本作らしく、私は本作しか内容は知らない。初めて中国のアニメーション映画を観たが、絵のタッチや話の内容が日本のアニメーション映画から影響を受けたのかなと思うところが数ヶ所あった。とても観やすい作品であった。(まあそもそも私はアニメーションに全く詳しくないのだが。)とにかくアクションが派手で洗練されているのに驚いた。話の内容も非常に今日的である。

 

 しかし本作を私はあんまり好きになれないのが、まずこどもが戦う点である。もちろん周りの大人はシャオヘイを守ろうとするのだが、やはり子供のシャオヘイも最終的には戦うのだ。いくら人間たちと共存の道を選んでいても。またシャオヘイとフーシーの師弟愛がおそらく見どころであり、スラッシュ愛を感じさせる描写がいくつかあるのだけど、そこもあんまり好きじゃない。

 

 まあでもとにかくよく出来たアニメーション映画なのでオススメである。