@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ブラックボックス:音声分析操作』

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ブラックボックス:音声分析操作』

 

ヨーロピアン航空の最新型機がアルプスで墜落し、乗客乗務員316人全員が死亡。さらに、事故機のフライトレコーダー、通称「ブラックボックス」を開いた航空事故調査局の音声分析官ポロックが、謎の失踪を遂げる。ポロックから調査を引き継いだマチューは「コックピットに男が侵入した」と記者会見で発表。乗客にイスラム過激派と思われる男がいたことが判明したことで、マチューの分析は高く評価される。ポロックに代わる責任者としてさらなる調査を続けるマチューは、被害者の一人が夫に残した事故直前の留守電を聞く。しかし、その音がブラックボックスに残された音と違う事実にマチューは愕然とする。

 

 まず映画として大変よく出来ている。伏線の回収、二転三転するストーリー展開、登場人物たちのセリフなどどこをとってもサスペンス映画として完璧に近い。しかも最後は事実が凄く小さいことなのにそれをかばい合ってほろ苦いラストを迎えるのも教訓として成りたっている。そのため長い上映時間も全く苦にならない。

 

 主人公のマチューはとにかく才能や仕事ぶりは完璧だけど、人付き合いがヘタクソすぎて同僚としてはかなり嫌な奴だが、疑惑を晴らそうとする理由が罪もないムスリムの人がテロリスト扱いされるのは許せないという動機で、とても筋が通った信念の強い人だと分かるシーンはとても良かった。