@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『レザボア・ドッグス デジタルリマスター版』

 

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版』 (Reservoir Dogs) [1991年アメリカ] [2024年デジタルリマスター]

 

 宝石店を襲撃するため寄せ集められた黒スーツ姿の6人の男たち。彼らは互いの素性を知らず、それぞれ「色」をコードネームにして呼び合う。計画は完璧なはずだったが、現場には何故か大勢の警官が待ち伏せており、激しい銃撃戦となってしまう。命からがら集合場所の倉庫にたどり着いた男たちは、メンバーの中に裏切り者がいると考え、互いへの不信感を募らせていく。監督&脚本はクエンティン・タランティーノ。出演はハーベイ・カイテル(ホワイト)、ティム・ロス(オレンジ)、スティーブ・ブシェーミ(ピンク)、マイケル・マドセン(ブロンド)、クリス・ペン(エディ)、エディ・バンカー(ブルー)、クエンティン・タランティーノ(ブラウン)、ローレンス・ティアミー(ジョー)ほか。

 

 CSでしか観たことなかったので映画館で観れて感激だった。「どこかで見たことある」シーンの数々はおそらくこの映画からの引用なのだろうなと思うシーンがちらほら。まあ私は1991年に生まれてないし、映画文化を知るようになってからすでにこの映画の解説は世に溢れていたので、それでも面白い作品だった。

 

 強化マドンナファンの私からすると冒頭の"Like A Virgin"のブラウンの語りには異議ありなのだが(あの曲は新しく生まれ変わった自分を祝福する曲だ)、とにかく説得力があって真実なんじゃないかと思う。それがタランティーノの凄いところであり、彼が映画の中の男性たちが虚言であることを教えてくれるのである。まあ最近の彼の言動に疑問が残ることが多いのだが。

 

 男らしさが虚言でもホワイトとオレンジ、エディとブロンドの愛は本物だろう。しかしそれを形にするのはこの映画の中では禁じられている。その本物の愛すら表現できない犬たちに素直に夢中になりました。と思いながら、私がこの世界にいたら確実に死ぬ姿すら映らないブルーか、常に自分のことしか考えていないピンクだろうな。ピンクだけすごく女性化されている。もしくはイヌにもなれないかも、男性同士の絆には魅了されるけど、好きじゃないので。