@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

午前十時の映画祭13『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』

 

午前十時の映画祭13『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク

ジュラシック・パークでの悲劇から4年。イアン・マルコム博士はインジェン社の会長ハモンドに呼び出され、ジュラシック・パークに恐竜を供給するための遺伝子工場「サイトB」がイスラ・ソルナ島にあることを知らされる。閉鎖されたまま放置された島では、恐竜たちが繁殖・野生化しているという。ハモンドから島の調査を依頼されたイアンは危険であることを理由に断ろうとするが、恋人である古生物学者サラが既に現地入りしていることを知り、彼女を助けに行くことに。しかしハモンドの甥ルドローはパークの再建を企てており、島に恐竜ハンターたちを送り込んでいた。監督はスティーヴン・スピルバーグ。出演はジェフ・ゴールドブラム(イアン)、ジュリアン・ムーア(サラ)、アーリス・ハワード(ピーター)、リチャード・アッテンボロー(ジョン)、リチャード・シフ(エディ)、ヴィンス・ボーン(ニック)、ピート・ポスルスウェイト(ローランド)、ピーター・ストーメア(ディーター)ほか。

 

 もの凄い遠い記憶に1回だけテレビで観たことある作品で午前十時の映画祭で再上映ということで映画館で観てきた。全体的には楽しめたし、改めて『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は本作のオマージュだったのだなと思った。(『ジュラシック・ワールド』シリーズは本当にオリジナリティが無いなと再確認した)

 

 ただしやはり1作目の『ジュラシック・パーク』と比べると見劣りするというか、まず脚本がスカスカだし、人物描写も雑だな。特に恐竜に殺されるべき人物と殺されるべきではない人間の差が曖昧になってしまい、優しいエディが殺されて、明らかに恐竜を殺すことにエクスタシー感じるローランドが殺されないのは映画のバランスがおかしくなってる。おそらくスピルバーグ監督としてはローランド演じるピート・ポスルスウェイトを恐竜に殺させたくなかったのだと思う。優しいねスピルバーグは。でもその優しさを本作では他の登場人物に活かすべきだった。

 

 おそらく本作の肝はサンディエゴの街で恐竜が暴れることでそれが念頭に置かれた状況で他の要素を足していったような筋書きにしたのではないかと思う。だってやはり街に恐竜が登場するほうが華があるもんね。そこは本当に楽しかったし、もっと観たいなと思った。そこに至るまでがやたら長くて脚本に穴ができてしまい、全体的に評価が低くなってしまったのかな。