@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『イン・セイフ・ハンズ』

 

『イン・セイフ・ハンズ』 (Pupille) [2018年フランス・ベルギー]


出生直後に生みの親から育児を拒否された新生児テオは、児童福祉サービスにその身を委ねられる。里親のジャンが一時的にテオの面倒を見ているあいだに、養子縁組機関がテオの新しい家族を探すことに。一方、自分の子どもを持てない40代の女性アリスは、多くの問題に直面しながらも子どもを迎える準備を進めていた。そんな両者のタイミングが合致し、アリスとテオは出会うこととなるが……。監督はジャンヌ・エリー。出演はサンドリーヌ・キルベラン、ジル・ルルーシュ(ジャン)、エロディ・ブシェーズ(アリス)ほか。

 

 1人の赤ん坊が養子縁組を通して育ての親に出会うまでをとても丁寧に描いた作品で、登場人物たちがそれぞれプライドをもって仕事している姿を見ることができる。プライドゆえ、時に衝突したりする姿も描いておりかなりのお仕事映画でもある。福祉(特に児童)に関わる仕事なので女性が多いのもリアルで、そういう意味では女性映画でもある。女性が生まれたばかりの赤ん坊を養子に出したりするのを嫌な感じで見せないようにしているのが良かったし、赤ん坊のテオを一時的に世話する男性のジャンの姿も自然に映している。

 

 ただせっかくの仕事映画なのに気になった個所と言うか、そのシーンや設定は本当に必要なのかと思う箇所があった。まず一つ目はジャンのメロドラマみたいな不倫しそうになるみたいなシーンいる?あの二人の関係なんて我々はこの映画の中でしか知らないんだから、過去になんかあったんだよみたいなジャンの恋心みたいなシーンはいらない。まあフランス映画らしいと言えばらしんだけど。

 

 二つ目はジャンが妻とセックスするシーンだ。しかもいきなりそのシーンが出てくるから驚いた。しかも「このケツたまらん」みたいなセリフもあるし笑 まああれは静かすぎて心配になった赤ちゃんのテオがようやく夜泣きしたことを知らせるシーンで、夜泣きして良かったって思わせるシーンで、セックスの最中に夜泣きしたテオの天然な感じとか赤ん坊がいる夫婦のセックスに関する笑えるあるあるみたいな感じで、おそらくこの映画の中のジョークなんだろう。まあやたらこの映画のジャン夫婦はセクシーでなんかセックスを感じる撮り方をしていたので、なんかジャン夫婦のセックスシーンが出てきたときは色々納得した。

 

 というかこの映画のジャンはやたらセクシーで可愛くて、上半身裸での姿も見せてくれるラッキースケベなみたいな、女性映画の中にいるアイドル的な存在だ。あの赤ちゃんのテオの次くらいに愛しい存在だ。昔のラッキースケベ要因だった女性の立ち位置をジル・ルルーシュ(セクシーおじさん)が演じているんだ。この映画にこんな感想を抱くのも全て余計なシーンが多かったからで、決して私のせいではない。あとちょっとだけ冒頭にグレゴリー・ガドゥボワ出てなかった?今年はグレゴリー・ガドゥボワ、ドゥニ・メノージュ、ジル・ルルーシュとフランスおじさん男性俳優(熊っぽい...)のセクシーさに気付かされ一年でした。