@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『イコライザー THE FINAL』

 

イコライザー THE FINAL』(The Equalizar 3) [2023年アメリカ]

 

シチリアでの事件で負傷し心身ともに限界を迎えたマッコールは、アマルフィ海岸沿いの静かな田舎町にたどり着く。身内のように温かく接してくれる人々の存在に救われた彼は、この町を安住の地にすることを心に誓い、イコライザーのスイッチともいうべき腕時計を外すことを決意する。しかしその町にも魔の手が迫り、マッコールは大切な人々を守るため再びイコライザーの仕事を開始。やがて事態はイタリア全土を巻き込む爆破テロ事件へと拡大していく。監督はアントワン・フークア。出演はデンゼル・ワシントン(ロバート・マッコール)、ダコタ・ファニング(エマ・コリンズ)ほか。

 

 ご近所のもめ事を成敗していた前作から、舞台をイタリアのとある街に移し雰囲気もけっこう様変わりした感じだ。こういうアメリカ映画では珍しく英語以外のイタリア語が占めていたと思う。ただし出てくるイタリア的なものは"暗殺"をオシャレにする小道具にすぎない感じはあるし、異国的な演出もデジタルカラー・コーディネートで白い画面にするし、このへんは悪い感じがした(でもそれが映画の面白さを左右するわけではないです)

 

 相変わらずイコライズするときのマッコールさんの表情は凄いし、仁義みたいな何かを感じさせる面白さはある。ただし脚本がユルユルなのと、シリアスが行き過ぎていて退屈であったし、また前作の非行に走る黒人青年を止めるという胸熱い展開があったのだが、本作にはそのようなドラマはなく。ただのゴアな暗殺アクション映画になってしまった。ジョン・ウィックもそうだが、おとなしくご近所のヒーローをやってた時の方が面白いんだ。