@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『THE WITCH 魔女-増殖-』

 

『THE WITCH -魔女- 増殖』 (The Witch: Part2 - The Other One) [2022年韓国]

 

秘密研究所アークが何者かに襲撃され、1人の少女が生き残る。彼女は遺伝子操作で最凶のアサシンを養成する「魔女プロジェクト」の実験体だった。初めて研究所の外に出た彼女は、心優しい牧場主の女性とその弟のもとに身を寄せ、人間らしい感情に目覚めていく。しかし魔女プロジェクトの創始者ペク総括は少女を危険視し、抹殺のため工作員を送り込む。さらにアークを壊滅させた超能力者集団や地元の犯罪組織も入り乱れ、激しい戦いが始まる。監督はパク・フンジョン。出演はシン・シアほか。

 

 前作の続編にあたるが映画自体は完全にオリジナルという感じで、おそらく本シリーズのユニバースを広げていくのだろう。その証拠に前作の主演だったジャユン(キム・ダミ)もラストに出演している。また本作には各地に研究所があることもほのめかされているので、シリーズは結構続いていくのだろうか。

 

 話の内容は正直前作とほぼ同じである。同じすぎて驚くくらいだ。ただし上海のチームが出てきたり、英語喋っているチームが出てきたりと(このチーフ呼びの義姉弟みたいな関係がたまらないんだな)、グローバルな感じが物語の壮大さを演出している。それに相応しいくらいアクションが巧みで、漫画みたいなアクションを極めし頂点が本作にはあるという感じで潔い。

 

 韓国映画はとても男性主義的で多様な男性が出てくるのが特徴であり強みだが、女性の登場人物に多様性が無いのが弱みだと思っていた。しかし本作は、少女が懐の深い女性に庇護を求めるように、大型娯楽作ながら、女性が主人公でかつ多様な女性が出てくるのが魅力でタイトルが魔女というくらいの女性映画である。それがヒットしたのだから、かなり画期的な作品だと思う。これからもユニバースを広めるにあたり多様な女性を登場させて欲しい。