@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『PATHAAN パターン』

 

『PATHAAN パターン』 (PATHAAN) [2023年インド]


インドやパキスタンにまたがるカシミール地方の自治権をインド政府がはく奪し、それに怒ったパキスタンの将軍カーディルは、元インド軍人のジムと手を組みテロ攻撃を企てる。インドの諜報機関RAW (Research Analysis Wing of India) に所属するパターンは、ジムが計画する生物兵器での攻撃を阻止するため動き出すが、デリーの上空を飛行中の飛行機に生物兵器が仕掛けられたことが判明。残された時間はわずか6分という絶体絶命の状況下で、インド最高のエージェントであるパターンは、母国を守るため奮闘する。監督&脚本はシッダールト・アーナンド。出演はシャー・ルク・カーン(パターン)、サルマン・カーン(タイガー)、ディーピカー・パードゥコーン(ルバイ)ほか。

 

 特別出演でサルマン・カーンが凄くカッコイイ役で出ているが、この映画も全体的に凄くカッコイイ映画である。とにかくアクションが凄くて、それに加えてエクストリームスポーツの要素もあって、それこそディーピカー・パードゥコーンが過去に出演した『トリプルX:再起動』に限りなく似ている。

 

 しかし映画全体的に凄くインドへの愛国心を煽る映画で、私はどちらかというと限りなく悪役であるジムの方が好きだな。またパキスタンの描き方も良くなくて、あれではインドに侵攻してくるテロリストみたいな描写だ。結局のところインドも帝国のような雰囲気がどうしてもあるんだよね。この映画でしきりに言及される金継ぎの精神も愛国心に利用されたらたまったもんじゃないよな。

 

 映画のラストでミュージカルシーンがあるのだが、そのシーンのロケ地はスペインだったのだが、そこで現地のダンサーも登場して派手に盛り上がってるのだが、そのダンサーがスペインだからなのか、すごくクィアな感じが出ていてすごく良かった。あれがインド国内のシーンで欲しいな。