@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『プー あくまのくまさん』


『プー あくまのくまさん』(Winnie the Pooh: Blood and Honey) [2023年イギリス]


楽しい冒険に満ち溢れていた日々は終わりを迎え、青年になったクリストファー・ロビンは、大学進学のためプーとピグレットを森に残して旅立っていった。時が経ち、婚約者のメアリーとともに100エーカーの森に戻ってきたロビンは、そこで血に飢え野生化してしまったプーとピグレットの異様な姿を目の当たりにする。監督&脚本はリース・フレイク=ウォーターフィールド。

 

 原作である「くまのプーさん」の著作権が消滅したので本作の登場。予告編でも本作のポスターにも鈴木や秋元康がコメントを寄せていて「随分テキトーなこと言ってるな」と思っていたのだが、よくよく二人のコメントを見てみると、決してこの映画の内容は褒めていない。そして実際にその通りだったと思う。予告編通りの映画だったし、ハードルを低くしての鑑賞だったので、面白くもないけどつまらなくもないって感じで、エレベーター・フィルムではなかったと思う。中には傑作もあるが、総体的なホラーというジャンルの映画は基本的につまらないので(どうして世間の人はホラーに誇大な期待を抱くのか疑問である)。

 

 じゃあ何が成功したって...日本配給会社かな。宣伝の勝利だし、意外と公開範囲も広い。けっこう観客入ってるみたいなので。ただこれを気をよくして、こういう映画の配給が増えて、映画館各社が美しい誤解をして、「またウケるのでうちの映画館でも上映しよう」みたいなのが増えませんように。