@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ブラック・フォン』

 

『ブラック・フォン』(The Black Phone)

 

コロラド州デンバー北部のとある町で、子どもの連続失踪事件が起きていた。気が小さい少年フィニーは、ある日の学校の帰り道、マジシャンだという男に「手品を見せてあげる」と声をかけられ、そのまま誘拐されてしまう。気が付くと地下室に閉じ込められており、そこには鍵のかかった扉と鉄格子の窓、そして断線した黒電話があった。すると突然、フィニーの前で断線しているはずの黒電話が鳴り響く。一方、行方不明になった兄フィニーを捜す妹グウェンは、兄の失踪に関する不思議な夢を見る。

 

 予告編がかなりネタバレだったのだが、やはり本編を観てもやっぱりという感じだ。未成年の暴力や誘拐が絶えないアメリカらしい作品である。母の不在で支配的で少し感情の発露が苦手な父親と母からの遺伝で予知夢みたいな能力のある妹(おそらく母親の連れ子)と暮らすフィニーが、誘拐事件にあい地下鉄に閉じ込められるも死者の声を聞きながら脱出を試みる映画であるが、ホラーというよりかは限りなく脱出ゲーム系映画である。

 

 死者の声を聞くのはフィニー特有の能力なのかそれとも地下室だけ聞こえる声なのか、全く分からない。また正直観ていてあまり面白くない。まあそれでもラストのフィニーが誘拐犯を殺すシーンは急にホラー映画っぽい。

 

 ラストの警察が誘拐犯の家を特定するも間違ってしまったシーンは『羊たちの沈黙』を彷彿させる。また映画冒頭に野球が得意なイケてるアジア系男子が出てくるがすぐ死ぬ。最近すこくこのパターンを観るのだが、アジア系すぐ死ぬ症候群みたいな批評とかあるのかな。