@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ビースト』

 

『ビースト』(Beast)

妻を亡くして間もない医師のネイト・ダニエルズは、ふたりの娘たちを連れ、妻と出会った思い出の地である南アフリカへ長期旅行へ出かける。現地で狩猟禁止保護区を管理する旧友の生物学者マーティンと再会し、広大なサバンナに出かけたネイトたちだったが、そこには密猟者の魔の手から生き延び、人間に憎悪を抱くようになった凶暴なライオンが潜んでいた。ライオンに遭遇したネイトは、愛する娘たちを守るために牙をむく野獣に立ち向かっていく。

 

 映画冒頭に長女のメアが『ジュラシック・パーク』のシャツを着ていたので、「もしや」と思ったら予想が的中。随所にオマージュがあった。例えば子供たちがディアボオに襲われるシーンや最後逆にディアボロが他のライオンたちに襲われるシーンとかファン心を隠すことなく表現していた。今年公開した『ジュラシック・ワールド』新作よりずっと本作の方が好みだな。

 

 5分に一回はほど恐怖シーンが差し込まれてずっとハラハラする。この題材でこれ以上良くも悪くもならない絶妙なラインをブレずにしっかりとしていて総合的に良かったと思う。

 

 個人的にはマーティンおじさんとディアボロは死んでほしくなかったかな。どう考えても悪いのは密猟者だし。

 

 映画を通して妻(子供たちにとっては母親)の不在が強調されるんだけど、それと同時に娘たちと微妙な関係の父親が出てきてそんな父親が娘たちを守るようになるのが肝なんだけど、その娘たちを守る戦士の父親を強調するのなら、妻の思い出がフラッシュバックしてくるシーンは必要ないと思う。もっと娘たちと会話するシーンを増やす方が「守る」ことをいかせたと思う。

 

 あと主人公のネイトは正直、自分勝手な性格なので他のパニック映画とかでなら真っ先に死んでるタイプだと思う。