@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『神々の山嶺(いただき』

 

神々の山嶺(いただき』

 

夢枕獏の小説を谷口ジローが漫画化した山岳コミックの傑作「神々の山嶺」を、フランスでアニメーション映画化。記録上に残るエベレストの初登頂は1953年だが、伝説的なイギリス人登山家のジョージ・マロリーが1924年6月にエベレストの山頂付近で消息を絶っていたことから、「マロリーが初登頂を成し遂げていたのかもしれない」という説もささやかれていた。ある時、取材でネパールのカトマンズを訪れた雑誌カメラマンの深町誠は、長らく消息不明になっていた孤高の登山家・羽生丈二が、マロリーの遺品と思われるカメラを手に去っていく姿を目撃する。羽生を見つけ出し、マロリーの謎を突き止めようと考えた深町は、羽生の人生の軌跡を追い始めるが、尋常ならざる執念で危険な山に挑み続ける羽生という男の人間性に次第に魅了されていく。やがて2人の運命は交わり、冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑む羽生に、深町も同行することになるが……。

 

 原作は全く知らないので映画だけの感想。全体的に非常によく出来ている映画であるが、海外では配信スルーだったらしいが、大画面と大音量で観てもらうことを想定した作品だったので劇場で観れて幸運だった。

 

 おそらく1970~90年代の日本が舞台だが、当時の街に様子は私は生まれていないのでよく分からないが特に違和感がなかった。まあ大げさなジェスチャーは笑ったけど。

 

 ちなみに途中寝てしまった。というのも文太郎が死ぬシーンであまりにリアルな描写で観ているこっちも血の気のひいた。そのため途中で少し寝てしまったが、それくらいよく出来たシーンだということだ。

 

 マロニーは本当に登頂したのか、羽生はなぜまだ登頂するのか、夢をあきらめた人とあきらめなかった人の対比とか見事だった。映画ではあまり言及されていなかったが、映画の時代がバブル時代であることも関係していたと思う。バブル時代の拝金主義のなか羽生みたいな人間はそんな社会に馴染めなかっただろうし、そんな時代に合わない羽生に憧れていた深町も時代に合わなかっただろうな。あの時代はこの二人みたいな人いただろうな。