GB19940919’s diary

GB20th(https://twitter.com/GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ライフ・ウィズ・ミュージック』

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『ライフ・ウィズ・ミュージック』(Music)

 

ステージで素顔を見せない“顔なきポップスター”として世界的注目を集めるシンガーソングライターのSia(シーア)が初メガホンをとり、自身の半生を投影させて描いた音楽ドラマ。アルコール依存症のリハビリプログラムを受けながら孤独な日々を送るズーは、祖母の死をきっかけに、疎遠になっていた自閉症の妹ミュージックと暮らすことに。感受性豊かで周囲の変化に敏感な妹との生活に戸惑うズーに、アパートの隣人エボが優しく手を差し伸べる。3人での穏やかな日常に居心地の良さを覚え始めたズーは、自身の孤独や弱さに向き合いながら少しずつ変わろうとするが……。「あの頃ペニー・レインと」のケイト・ハドソンが主演を務め、SiaのMVでのダンスパフォーマンスで注目されたマディ・ジーグラーが妹ミュージック、「あの夜、マイアミで」のレスリー・オドム・Jr.が隣人エボを演じる。ミュージックの頭の中に広がるカラフルな世界を表現した幻想的な音楽シーンでは、Siaが書き下ろした楽曲の数々に乗せてキャストがダンスと歌唱を披露。(映画.comより)

 

 まずアメリカで公開されるやミュージックの自閉症の描き方が全く良くない等の批判や自閉症当事者を主演にすえるべきだったという批判が起こった。確かに私もそう思ったし、いわゆるミュージカルシーンがミュージックの頭の中で起こるのも、いわゆる自閉症の症状みたいな感じの描き方だったのも良くなかったと思う。またミュージックを優しく見守る近所の男の子も全くセリフがなく、結果的に養子縁組のアジア系の親に厳しくされた果てに殺されるみたいな最悪な描き方だ。しかもそのアジア系もえらくステレオタイプだ。またエボのHIVの描き方も正直とってつけたような感じだ。ズーは複雑な人物描写があるの比べると...

 

 と言ってみたが、個人的にはこの映画すごく好きだった。まず私はSiaのファンだ。歴代のアルバムも全部思っているし、彼女の人生についての色々調べたりした。そのうえでこの映画は彼女の自伝みたいな作品だ。だからズーの描写が一番良いのは彼女の人生が反映されているからだと思う。音楽をはじめミュージカルシーンもSiaのキャリアの延長にあるのだし、もしかしたらこういう描き方が今後主流になるかもしれないくらい、実験的だと思う。

 

 メイン曲の"Music"の歌詞にもあるようにこれは自尊心と自己愛を取り戻す話だ。このメッセージは昨今の音楽シーンのトレンドでもあるし、繰り返されるメッセージだ。音楽界に身を投じているSiaがそのメッセージを体現した作品を作るのは当然だし、彼女自身最も大切にしているメッセージだ。