@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『バーナデット ママは行方不明』

 

『バーナデット ママは行方不明』 (Where'd You Go, Bernadette) [2019年アメリカ]

シアトルに暮らす専業主婦のバーナデットは、一流企業に勤める夫や親友のような関係の愛娘に囲まれ、幸せな毎日を送っているかにみえた。しかし彼女は極度の人間嫌いで、隣人やママ友たちと上手くつきあうことができない。かつて天才建築家として活躍しながらも夢を諦めた過去を持つ彼女は、現在の退屈な日々に次第に息苦しさを募らせていく。やがてある事件をきっかけについに限界を感じたバーナデットは、家族の前からこつ然と姿を消し、南極へと向かう。

原作はマリア・センプルの「バーナデットをさがせ!」。監督はリチャード・リンクレイター。出演はケイト・ブランシェット(バーナデット)、ビリー・クラダップ(エルジー)、エマ・ネルソン(ビー)、クリステン・ウィグ(オードリー)、ゾーイ・チャオ(スーリン)、ローレンス・フィッシュバーン(ポール)ほか。

 

 シアトルに隠居しそこから色々あって南極へ旅立つというのが本作の見どころだと思うが、そこに至るまでがやたら長い、全然南極へ旅立たない...しかもオフビートでバーナデットの捉えどころのない言動を見せられるのが続いて、さすがに飽きる。さっさと南極へ行って、そこでバーナデットが活躍する姿を映画で観たいんだよ。本作はそこに至るまでの過程を家庭人バーナデットを通して見せるので、そこを果たして面白いと思えるのか...いや面白くないな。

 

 キャストは何とか健闘しているのだが、ただそれだけというか褒められるのがそこだけ。バーナデット家もけっこう裕福でそこも鼻につくし、南極のCGもアラがすごいし、隣人のオードリーとの突然の友情もぬるい、何より夫のエルジーはけっこうバーナデットの意思に反して勝手に治療を勧めたり随分酷い奴だが本作ではそこを責めるセリフは一切なし。久しぶりに褒めるところがない映画だった。唯一良かったのは、バーナデットと娘のビーが車内でCyndi Lauperの"Time After Time"を歌うシーンかな、歌が元々いい曲だから当たり前なんだけどね。

 


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