@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ワイルド・スピード ファイヤーブースト』

 

ワイルド・スピード ファイヤーブースト』(Fast X) [2023年アメリカ]

 

パートナーのレティと息子ブライアンと3人で静かに暮らしていたドミニク。しかし、そんな彼の前に、かつてブラジルで倒した麻薬王レイエスの息子ダンテが現れる。家族も未来も奪われたダンテは、12年もの間、復讐の炎を燃やし続けていたのだ。ダンテの陰謀により、ドミニクと仲間たち“ファミリー”の仲は引き裂かれ、散り散りになってしまう。さらにダンテは、ドミニクからすべてを奪うため、彼の愛するものへと矛先を向ける。監督はルイ・ルテリエ。

 

 私はワイスピの熱心なオタクではないのだが、5作目くらいからは一応シリーズを追っている。おそらく本作は2部構成の1作目で脚本もそれ対応になっているのを踏まえても、かなり雑な脚本だ。特に喧嘩のシーンとか、ハンがトリップするシーンとか必要ないし、ギャグも笑えない。それでもかつて敵同士だった人間たちが手を組むのは面白いし、エンドクレジットで主演のヴィン・ディーゼルとの不仲で同シリーズを降板していたドゥエイン・ジョンソンが復帰するのが本作のテーマを踏んでいてメタ視点で面白い。次作に期待だ。というかほとんどリアリティショーみたいになってきたな。

 

 あと女性の登場人物の描き方もしっかりして欲しいと思った。本作ではブリー・ラーソンを率いてあの描写はないだろう。シャリーズ・セロンもミシェル・ロドリゲスもいるのだがら、もっと活き活きと描いてほしい。これも次作に期待だ。

 

 イタリアでのシーンでイタリアのバンドのマネスキンの音楽が流れたのだが、これは画期的だ。ワイスピはラップとかヒップホップとかR&Bとかアウロビーツとかラテンとかレゲトンとかダンスホールの音楽がひしめくんだけど、その中でロックが採用されるのはロックには非常に重要な出来事だと思う。