まあドラマシリーズの映画なので簡単に。まず相変わらず細かすぎるギャグセンスは凄いと思うし、でもみんな大好き福田監督よりずっと本作の木村監督の方が才能あると思う。
特に面白いなと思ったのが、香川さんを使った映画『20世紀少年』シリーズのパッロディが面白かった。 あんなにパロディするのかってくらいしていた。
本作のオチはある田舎町で起きた毒殺事件の犯人が実は毒物を栄養剤と勘違いした子供が起こした事件だったのだが、そんな未来ある子どもたちを隠そう、過疎化が進む町でこれ以上子どもがいなくなるのは良くないだろうという大人の誤った判断が起こした事件だったが、これはかなりリアルだなと思った。また大人たちが子どもの起こした事件を隠そうとするのだが、これは男の子たちが起こした事件を隠していて、犯人と間違えられた男とその残された家族の娘が対比されるのが非常に印象的だ。これは田舎での男の子と女の子との扱いや期待の差を如実に表していたと思う。もし事件を誤って起こしたのが女の子の方だったら、街の人は擁護しなかったのではないだろうか？(まあ劇中では登場人物の性差別とかには興味なさそうである)
