感想を簡単に箇条書き
・実在した企業家をモデルにしている作品で、彼の回顧録をベースに映画にしているらしいが、この映画自体が帝国の欺瞞性を象徴してしまっている。
・まず回顧録を書いた白人男性ジャーナリストは若干の罪悪感を抱えているものの、回顧録を書いて金を稼ぐことには違和感を描いていない。しかもテレビに出演してまでリチャードを信奉している。このジャーナリトと一緒に行動していた、東南アジア人の女性は結局搾取される労働に再びついたラストだ。この対比は辛い。まあ最後にファストファッションがいかに東南アジアの女性たちの労働搾取で成り立っているかがダイジェストで教えてくれる。