@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『MEG ザ・モンスターズ2』

 

MEG ザ・モンスターズ2』 (MEG 2: The Trench) [2023年アメリカ]

 

潜水レスキューのプロ、ジョナス・テイラーは、海洋調査チームとともに地球でもっとも深いとされるマリアナ海溝へと潜り、人類未踏の約10キロの深海へと向かう。そこで彼らは謎の生命反応を探知し、触れてはならない恐怖を目覚めさせてしまう。それは見たこともない大きさとどう猛さで生態系の頂点に君臨する巨大ザメ=MEG(メグ)の群れと、さらなる巨大生物たちだった。それらはやがて深海からビーチにまで襲来し、テイラーたちは絶体絶命の危機に陥る。監督はベン・ウィートリー。出演はジェイソン・ステイサム(ジョナス)、ウー・ジン(ジウミン)、ソフィア・ツァイ(メイイン)ほか。

 

 本作は恋愛や家族愛的なドラマ性を完全に排除してユーモアとステイサム以外の登場人物にキャラのたっている人たちを配置することで、前作の『MEG ザ・モンスター』と比べてずっと面白くなっている。どうやら監督が『フリー・ファイヤー』などを手掛けるベン・ウィートリーに変更になったらしく、これが一番大きな要因だと思う(本当に監督が変わるって作品の方向性を大きく変えるんだな)。

 

 タイトルにモンスターズと複数形をうたっているだけあって、本作はサメ以外にも恐竜?みたいな生物と巨大タコも出てきて、それらが一堂に会するラストの島でのごちゃごちゃアクションは大変見ものである。こういう色んな生き物が一堂に会すると最終的に『ジュラシック...』シリーズみたいになるので、やはり『ジュラシック...』シリーズの偉大さを再確認させらた。

 

 本作の大半はCGや視覚効果で形成されている映画で、もう人間がいる必要あるのかなと思いかけるところで、ユーモアあるセリフ合戦が繰り広げられ、最終的にやはり我々には笑いが必要なのだな。またCG便りの映画であるが、ところどころ香港映画の人間味あふれるアクションが炸裂するシーンがあって、本作のラストもステイサムが素手でサメを殺していたことも相まって、結局は我々は人間の手の中に落ちていくんだと思う。