@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』

 

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(Avatar: The Way of Water)

 地球からはるか彼方の神秘の星パンドラ。元海兵隊員のジェイクはパンドラの一員となり、先住民ナヴィの女性ネイティリと結ばれた。2人は家族を築き、子どもたちと平和に暮らしていたが、再び人類がパンドラに現れたことで、その生活は一変する。神聖な森を追われたジェイクとその一家は、未知なる海の部族のもとへ身を寄せることになる。しかし、その美しい海辺の楽園にも侵略の手が迫っていた。

 

 全然熱心なファンではないけど、話題に負けて初日の一発目に観に行った。bow down,キャメロン。

 

 もはやアバターという概念は薄くなり、ビッブバチェットの続編SFアクションというアイデンティティがより強くなったかな。監督本人もきっとそう思ったに違いない。"続編"職人のキャメロンだからそう思ったし。

 

 白人の長として完全にジェイクが振る舞っていてそれに従う先住ナヴィたちの主体性とか、境目が分かりづらくそれがかえって残酷に見える英語とナヴィ語の使い分け方とか、父と子の物語を強調するがあまり薄くなる母と女性たちの描写とか(逆張りなのか、ダメなアメリカの父親たちに一石を投じるための描写なのか)、言いたいことは山ほどあるが、そんな『アバター』続編もなんとある邦画に週明け興行収入で負けそうなのだ。さすがにそれはマズいのでとりあえずヒットすることを祈っている。この続編が受けなかったら、さすがに今後の洋画のマーケティングに影響がありそうなので。とりあえず観に行ってくださいとしか言えない。

 

 あと本作で明確に人間による捕鯨を彷彿とさせるシーンがある(その残酷さを強調しているシーンだった)。そのシーンを見て思い出すのは日本の捕鯨やイルカ漁である。また本作の日本プロモーションをしながわ水族館で行いその中でイルカたちのショーもやっていたらしいが、監督たち御一行は大変気まずい思いをしていたのではないか。また権利後退国である日本の姿をまた晒してしまったような感じで、暗い気持ちにもなる。どうにかならなかったのかな。