@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ブラックバード 家族が家族であるうちに』

箇条書きで感想

・役者の魅力でもっている映画で脚本の倫理観がとても受け付けられない。確かに安楽死は選択の一つとしてあってもいいのかもしれないが、現状そういう選択ができるのは経済的に豊かな人のみで、貧富の差が拡大し、生すらまともに送れていない人々がいるにもかかわらず安楽死がもてはやされる社会は正直良くないはず。この映画はそういう倫理観を完全に無視している。

 

・一番気持ち悪いのが、リリーが自殺するのを決意してから夫のポールとリリーの親友の女性が浮気するのを肯定するのが意味が分からない。これってようは自分はもうポールとセックスできないから浮気しても良いよということのように見てて、それって結局男が得するだけだよって思う。セックスなんてリリーが死んだ後でも別にいいじゃん。ちょっとこの価値観が本当に良く分からない。死ぬまでセックスしなきゃ夫婦じゃないんですか?

 

・オープンリー・レズビアンが出てきて、ミア・ワシコウスカが好演している。スーザン・サランドンケイト・ウィンスレットも素晴らしい、サム・ニールの落ち着いた演技も良かった。