@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ノッテイングヒルの洋菓子店』

 

『ノッティングヒルの洋菓子店』(Love Sarah)

 

 監督は女性監督のエリザ・ジュローダーで全体的に元気になれる内容で、三世代の女性が交流し仕事で自立したり、自分の夢を追いかけたり、恋したりする女性映画である。こういう長年家族と疎遠だった親子が誰かの死をきっかけに再び家族のきずなを取り戻すみたいな作品は今まで男性主演の牙城だったが、今作は完全に女性が主演だ。まあだからこそ途中で出てくるシェフは女性が良かったような気がする。

 

 ロンドンにある洋菓子店と言うことで、色んな人種背景がある人々のお菓子を作ろうということになるのだが(『80日間の世界一周』がヒントになる)、それって少し限界があるような気がする。なぜなら途中で出てきた日本人女性のタナカが注文する抹茶ミルククレープケーキがふるさとの味的な扱いだが、あんまり日本だとスタンダートじゃないし、つまりあの洋菓子店で出している他のふるさと菓子も全部そういう感じなんじゃないかという疑問が出てくる。まあそもそも『80日間の世界一周』に出てくる日本も表面的なものだったし、この映画に出てくる日本のケーキもそんなもんだろうと思えば全く違和感はなくなる。まあ抹茶fuckingケーキみたいなセリフはカチンとくるが。