平成最後の金の無駄遣い
『銀魂2掟は破るためにこそある』
普段漫画の実施や映画なんてほとんど観にいかないが、『銀魂』は漫画を持っているし、前作の映画も観たので続編も楽しみにしていた。そして実写なのに、『銀魂』という世界観が実写すら魅力的にみせているので、私もまんまと観にいってしまった。
まず映画のキャッチコピー通り、近年稀に見るイケメンの無駄遣いキャスティングだ。(てかお友達キャスティングの間違いだろっていうツッコミはしないでおく) 続編に加えてさらにイケメンが増えたのだし、今回は人気の新撰組がテーマだし、こりゃみんな観にくるわ。しかしこの映画は同時に美女の無駄遣いでもあることを忘れてはいけない。こんな魅力的な女優さんが一堂に会す作品、今後もそんなにないだろう。これも全て監督のお友達力によるもの。ありがとう、監督。
お友達キャスティングのせいか、続編はさらに内輪ノリ的ギャグが増えて、初めましての人は置いていかれる。しかもベテランの男性役者を暴走させすぎていて、観ていてシラケる。そこは監督が自制心を働かせるべきだった。
まあ唯一凄いのが、アクションは格段に前作よりカッコイイ。お金が出たんだね。
こんな痛い副題のついたハチャメチャな映画も許されるのが、原作「銀魂」の魅力だ。改めて原作に感謝である。