近所に一人、マッコールさん
『イコライザー2』(The Equalizar2)
実は前作にあたる『イコライザー』は観ていないので、今作を観ただけの感想になる。私はこの作品が愛される意味がよく分かった。近所に一人、マッコールさんが必要だと思わせてくれるくらいいい人だ。そのうえ社会的弱者に優しい。そして読書家であるところなんてポイント高すぎる。冒頭のヒゲコスプレなんて、監督の「こんなマッコール見たいでしょ?」的な意思を感じる。またドライバーをやりながら裏家業をしている役どころのため『タクシー・ドライバー』を彷彿とさせる。
また『ムーンライト』で"Kevin"期を演じていたアシュトンくんが道に迷いそうになった時に身体を張ってマッコールさんが止めるのもすごく良い。(あのシーンはテンゼルのアイデアだそう) 少し指摘すると、ラストのマッコールさんに向かって「彼はスーパーヒーローさ」っていうのは少し出来すぎだろう。まあそれを踏まえても実に良い映画だった。