@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『潜水艦クルスクの生存者たち』

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『潜水艦クルスクの生存者たち』(Krsk)

 

乗艦員118名を乗せ、軍事演習のため出航した原子力潜水艦クルスク艦内で魚雷が突然暴発した。司令官ミハイルは、爆発が起きた区画の封鎖を指示し、部下と安全な艦尾へ退避を始めるが、艦体は北極海の海底まで沈没。生存者わずか23名という大惨事となってしまう。海中の異変を察知した英国の海軍准将デイビッドは、ロシア政府へ救援の意志を伝えるが、沈没事故の原因は他国船との衝突にあると主張するロシア政府は軍事機密であるクルスクには近寄らせようとしなかった。乗組員の生命よりも国家の威信を優先するロシア政府の態度に、ターニャたち乗組員の家族たちは怒りをあらわに抗議する。

 

 『アナザーラウンド』より前に製作されたトマス・ビンダーベア監督作品である。ロシア政府の軍事機密を守ろうとするかたくな態度vs生存者たちを守ろうとする英国でくしくもすごく今の現状を表した作品である。まあ出てくるロシア人は結構ステレオタイプでしかも演じている役者はおそらくロシア人でない人が多い...あと軍事機密を守ろうとしているのは正直ロシアだけでなく、英国も実際そうでしょう。ロシアをスケープゴードにして自分たちの悪いところを隠そうとしていてあまり観ていていい気分にはならない。(もちろん私はロシアのウクライナ侵略を許していないし非難されるべき行為だ)

 

あと、たぶんこの監督のクセなんだろうけど、『アナザーラウンド』でかなり都合よい女性観が垣間見えたんだけど、本作もレア・セドゥ演じる妻はかなり薄い描写だった気がした...