@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』

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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』(Dark Waters)

 

1998年、オハイオ州の名門法律事務所で働く企業弁護士ロブ・ビロットが受けた思いがけない調査依頼。それはウェストバージニア州の農場が、大手化学メーカー・デュポン社の工場からの廃棄物によって土地が汚され、190頭もの牛が病死したというものだった。ロブの調査により、デュポン社が発ガン性のある有害物質の危険性を40年間も隠蔽し、その物質を大気中や土壌に垂れ流し続けた疑いが判明する。ロブは7万人の住民を原告団とする一大集団訴訟に踏み切るが、巨大企業を相手にする法廷闘争は、真実を追い求めるロブを窮地に陥れていく。

 

 アメリカの訴訟がこんなに、長く時間がかかるなんて知らなかったよ確かにテンポを遅く進むんだけど、現在も裁判が続いているし、誠実に映画を作りたかったのだろうな。私が大好きな『キャロル』の監督トット・ヘインズはこういう映画も作れるのかと感心した。

 

 大変男性が中心の映画であるが、あの弁護士会社には女性の弁護士はいないのか?映画の後半にかけて妻が不満をぶちまけながらも、実は思っているシーンはおそらくこの映画で最も映画的なシーンであるし、このシーンがなかったら映画としても少し微妙になってしまう。そのため確かに都合が良い妻役であるが、映画には必要なシーンだろう。またアン・ハサウェイの演技のおかげで大変良いシーンにもなっている。

 

 多くの人に見てほしい作品だと思う。