@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『キラーカブトガニ』

 

『キラーカブトガニ』(Crabs!)

 

廃炉となった原子力発電所が爆破処理されたカリフォルニアのある海辺の町で、行方不明事件が続発し、白骨化した人間の死体が次々と発見される。当初は人食いザメの出現が疑われたが、被害者を襲ったのはサメではなくカブトガニだった。放射能の影響で凶暴化したカブトガニの群れが人間を襲っていたのだ。やがて、一匹の殺人カブトガニゴジラ並に巨大化し、町を襲う。

 

 本来はこういう映画は無視案件か、私の地元の映画館では上映しない類の映画だ。しかし立川のシネマシティが本映画を一番大きい規模の上映館で、しかも良い音で上映するということで、シネマシティの企画に負けて観にいってしまった。簡単に言うと、観て良かったし、確かにこれは企画映画案件だ。

 

 まずアメリカのモンスターパニック映画に敬意を表した始まり方から(『ジョーズ』とか)、しっかりB級映画の香りがある雰囲気もあり愛すべき要素はたくさんあった。(冒頭のセックスしていたカップルはしっかりカブトガニの餌食になっておりお約束展開だ。ただあの力が抜ける喘ぎ声を極爆で聞かされるのはそこそこ地獄であった) そして狂暴化したカブトガニが町の人々を襲うシーンは80年代の『グレムリン』とか『ゴーストバスターズ』を思い出した。それなのに最後は巨大なカブトガニと大きなマシーンにのって戦うシーンなんて、日本の戦隊モノとかゴジラを彷彿とさせる。むしろ監督は日本の戦隊シリーズとかゴジラに感化されて作った感じある。

 

 一つの映画なのにいろんな要素があるなんて、お腹いっぱいだ。でも愛せるのはこれがあまり予算をかけずに作れていることだ。この色んな要素が詰まった映画を大人たちが本気で大きな予算で作ったのが、あのゴジラシリーズなのだが、私はあのシリーズは全く好きじゃないので、『キラーカブトガニ』の方が遊び心あるしこっちのほうが好きだ。