@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 IMAX』

 

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 IMAX

J・R・R・トールキンファンタジー小説指輪物語」を映画化した3部作の第2部。前作のラストで3手に別れた旅の仲間たちのその後が描かれていく。滅びの山を目指すフロドとサムは、後をつけてきたかつての指輪所持者ゴラムを捕え、モルドールへの道案内をさせる。一方、オークにさらわれたメリーとピピンを助けるため後を追うアラゴルンレゴラスギムリは、騎馬部隊で名高い王国ローハンにたどりつく。しかし、同国の王セオデンはサルマンの魔法により正気を失い、国は衰弱しきっていた。2022年には、シリーズ第1作「ロード・オブ・ザ・リング」の日本公開から20周年を記念し、4Kリマスターされた3部作(劇場公開版)がIMAXで初公開。

 

 復刻版パンフの再入荷ありがとうございます。2&3作目のパンフは28日の発売だそうです。

 

 私はLOTRはエクステンデット版でしか観たことがなく、オリジナル版は初めて観たのだが、まず思ったのがカットしすぎである。例えばエントとメリーとピピンの会話をもっと入れるべきだし、エオウィンの人となりが分かるシーンはカットすべきじゃないし(3作目の「私は女!」に続くわけだし)、ファラミアのボロミアとのシーンとか、とにかくカットしすぎだ。これは監督の意向じゃなくて、プロデューサーのハーヴェイ・ワインスティーンのせいだ。彼はハラスメントや性暴力だけじゃなくて、映画の質そのものにも悪い影響を出していたんだな。

 

 サウロンの呼びかけで東方と南方から人間の兵士たちが集まるんだけど、やはりこの世界にも人種は存在するんだなと改めて思った。しかし敵側だからな。しかも味方側の光と白が強調されているのも、改めて観るとキツイなと。

 

 オリジナル版でもアラゴルンとアルウェンのシーンは能天気に見えてしまった...しかしこの方がいんだよね。愛が普遍である方が平和な証拠だもん。ホモソーシャルが崇高に見える社会は暴力が溢れている社会だ。愛の方が重くて能天気だけど、大事なんだ。

 

 そしてやっぱりサムは良い奴だ。勇者だ。そして詩人だ。彼の励ましと詩の力でフロドは何度だって立ち上がれるし、ファラミアはフロドと力の指輪を手放したんだよ。サムは暴力じゃなくて言葉の力で変革を起こせるんだよ。それを重要視するLOTRはうやっぱり素晴らしい物語だよね。