@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『総理の夫』『決戦は日曜日』WOWOW

 違う映画であるが、同じような日本のポリティカルコメディで同日にWOWOWで放送されていたので同じ記事にまとめます。

 

 『総理の夫』ソウマグローバル社の御曹司で、鳥類研究所に勤務する鳥オタクの日和。彼の妻・凛子は少数野党の党首として活躍する政界注目の国会議員だったが、日和自身は政治にはまるで無縁だった。そんなある日、凛子が日本初の女性総理に就任。突然の事態に混乱する日和は、内閣広報官の富士宮から携帯にGPSを付けられ、日常も徹底的に管理されるなど生活が激変してへとへとに。一方、政界のドンと呼ばれる原が突然凛子を裏切って……。 

 

 まず日本の政治初めての女性の総理大臣と初めてのファースト・ジェントルマンという設定でそれについてのグダグダと新鮮さが主な内容になるが、個人的にまったく面白くないと思う。またポリティカル・コメディでも全くポリティカルじゃない薄い脚本だ。それにすごくむかついたの総理の夫である日和がとんでもない財閥の御曹司でその設定も腹立つ。それで野鳥の研究するんだけど、あんなボンクラなのに総理の夫になって一番の心配事が引っ越しすることなんだよ。生ぬるいし、甘やかされてるよ全く。それに予期せぬ妊娠が発覚して、結果的に出産を選択し辞職するという設定も謎。まあ現実を反映している設定なんだろうけど、そもそも日和の設定があまあまなんだから、全部あまあま設定でつくればいいんだよ。妊娠して辞職するシリアスさとかいらん。それに日本の政治は総理大臣を選べないんだから。こんなの全部ユルユル、ラブ・コメディ映画にふり切ればよかったのにね。

 

『決戦は日曜日』とある地方都市。谷村はここに強い地盤を持つ75歳の衆議院議員・川島の事務所で私設秘書として働く。経験も積んで秘書として中堅となり、仕事に熱い想いはないが暮らしていくには満足な仕事だと感じる谷村。だが川島が病に倒れ、そんなタイミングで衆議院が解散。川島の地盤を引き継いで次の選挙の出馬候補として白羽の矢が立ったのは、川島の娘・有美だった。だが政治家として素人の有美に、谷村たち秘書は振り回されて……。

 

 超ゆるゆるな『総理の夫』と比較し、こちらはずっとリアル志向だと思う。特に2世の政治家なんてみんなあんな感じだろうな。あの本人は全くやる気ないのに担ぎ出せれてる感じが妙にリアルだ。(ここに日本の政治が成熟しない最大の要因があるのだ) ただリアル志向だけど分が悪いのが、現実の日本の政治が笑えないほど腐敗しているのだ。笑えるというのはある種の成熟と特権であるなと思った。