@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ボス・ベイビー』

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ボス・ベイビー』(Boss Baby)

 

吹き替え版キャストにあの人を起用したのが功を奏して日本で見事ヒットした『ボス・ベイビー』。私はもちろんアレック・ボールドウィンの声が聴きたいし、何よりかわいい顔してるのに声が低いというのが今作最大の売りなのだから、字幕以外で観ようとなんて一ミリも思わない。

 

随所に笑える場面がたくさんあり、想像通りとても楽しかった。『失われたアーク』や『メリーポピンズ』など名作へのオマージュが随所にあったが、元ネタ知らない人(とりわけ子供たち)はどう思ったのか気になる。またラスヴェガスに飛行機で行くシーンで、空港にエルビス・プレスリーの物真似してる人が沢山いて面白いんだけど、このギャグはラスヴェガスエルビスのモノマネ選手権が開かれていることを知らなければ全く面白くないな(笑)先程の映画のオマージュといい、子供向け作品だけどギャグが古いが、たくさんの人に見てほしいというねらいからかもしれない。ボス・ベイビーもボスなのに中間管理職という設定がよくできてし、ボスベイビーの可愛い顔に反して低い声が良い。アレック・ボールドウィンが声を担当しているのでトランプ大統領ネタも差し込まれていた。

 

作中で一番可愛いシーンであろうシーンでフレッド・アステアの「Cheek to Cheek」を流すのは良いセンスしていると思うし(ボスベイビーはアステアがモデルなのか…)、音楽は"神"ハンス・ジマーが担当しているのでもちろん素晴らしいし、エンディングで流す曲のセンスに脱帽した。コメディ映画で感動系の曲を流すのは反則だと思う(笑)

 

今作で一番の驚きはアカデミー賞の長編アニメ賞にノミネートされたことだろう。それ自体はかなり論争を呼んだらしいが、こういうコメディ・アニメが評価されたことは画期的だと思う。だから『テッド』で声を演じたセス・マクファーレンがオスカーに対していじらしいことを言っていたのだと思う。