『クライ・マッチョ』(Cry Macho)
かつて数々の賞を獲得し、ロデオ界のスターとして一世を風靡したマイク・マイロだったが、落馬事故をきっかけに落ちぶれていき、家族も離散。いまは競走馬の種付けで細々とひとり、暮らしていた。そんなある日、マイクは元の雇い主からメキシコにいる彼の息子ラフォを誘拐して連れてくるよう依頼される。親の愛を知らない生意気な不良少年のラフォを連れてメキシコからアメリカ国境を目指すことになったマイクだったが、その旅路には予想外の困難や出会いが待ち受けていた。
最後ペットの鳥をなんで託すんだよ。ペットは家族なんだから責任もってよ、全く。マッチョとは何かを諭した後になんであれなんだよ。まあ男らしさを問う内容だからアクションとかスタイリッシュさは私はこの映画に求めないよ、でもね結局恋愛落オチかと思う。たぶん監督(脚本は違う人が書いている)の中で他者への恋愛=マッチョとは程遠いものだと考えているんだろうけど、全然マッチョ思考だと思うよ、今どきスヘテロセクシャルのストレート恋愛オチなんて。しかもメキシコの子も全く会ったことのない父親のもとで半ば強制的に暮らすんだからさ。その過酷の中で生きていけっと言っているようで、やっぱりここでもマッチョ思考なんだよな。