『ハウス・オブ・グッチ』(House of Gucci)
1995年3月27日、GUCCI創業者グッチオ・グッチの孫にあたる3代目社長マウリツィオが、ミラノの街で銃弾に倒れた。犯人の特定が難航する中、犯行を指示した驚きの黒幕が明かされる。
まず役者たちの演技が良い。派手にメイクアップしていて、これで話のテンポがもう少し速かったり、もしくはもっとギャグに振り切った内容だったらよかったのではないかなと。役者の気合に脚本とテンポが付いて行ってない気がする。あと最後は殺しを依頼するんだけど、そこは『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』に少し似ていたが、『アイ、トーニャ』の方がずっと面白い。たぶん監督はこういう風にはしたくなかったんだなと思う。監督は良くも悪くも実直に映画を作るから。
あと相変わらずこの監督はうちにいる女性、何か家父長的な何かに属する女性が反抗するのが好きだなと思う。この辺はあまり変わらない。