@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ラーヤと龍の王国』

科学は信じないけど奇跡は信じる 

 

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『ラーヤと龍の王国』(Raya And The Last Dragon)

 

はるか昔、古代アジアのクマンドラと呼ばれる不思議な世界では、人間とドラゴンが調和を保って暮らしていた。しかし、ドルーンと呼ばれる不吉な煙の怪物が世界を脅かしたとき、ドラゴンは人々を救うために自らを犠牲にしたのだった。そして一つだった国は5つに分断されてしまう。それから500年が経ち、再びドルーンが戻ってくる。ドルーンの野望を阻止するため、ラーヤという名の孤独な戦士が世界で最後のドラゴンを探す。しかし旅の途中で、世界を救うにはドラゴンの魔法以上のものが必要であることを学ぶ

 

 『ムーラン』ばりの"父の娘"のラーヤが5つの分断された国と人々に信じる心を取り戻させるって...これ今のアメリカじゃないか。まずドルーンによって分断させられた人々って設定は、コロナウイルスで分断されたアメリカだし。そんなドルーンをおさめるのがドラゴンっていう特殊な信仰で、人々が信仰に目覚めてやっと分断された国が一つになり王政が復活するあたりは、ディズニーとアメリカの変わらない考え方だと思う。しかし最終的に人々が他人を信じる心を取り戻すのが"信仰"っていうのはなんか悲しい。そこに科学や社会はなく、神秘的な思想と信仰しかない。信仰は信じるけど科学は信じないのだ。

 

 と批判してみたものの、やっぱりさすがディズニーは作品の質が高く脚本もよく出来ている。それに主要キャストが全員アジア系でエポック・メイキングな作品だ。それにシスターフッドとして大変よく出来た作品だ。