『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(Jumanji: Welcome to the Jungle)
一言で言い表せばこうだ。「彼ら(高校生)はジャングルで本当の自分を発見した」
いや本当に青春映画として傑作だし、ギャグも単純で日本人にもわかりやすい。それなのに観るもの全員をエンパワーメントする力も持っている。とても単純なギャク映画と見せかけて、作り手はかなり気を使って作っているし、世界中で配給されても違和感のないものに仕上げている。こういう風に仕上げるのはとても大変だと思う。それを簡単にやってのけた製作人たちに拍手をおくりたい。ソニーは『スパイダーマン:ホームカミング』でも青春映画の傑作を送り出し、今作でも送り出してくれた。ぜひこの調子でリブート版『ゴーストバスターズ』の続編を作ってほしいところだ。
個人的に一番ぐっと来たシーンは最後に大人になったアレックスを演じているのがコリン・ハンクスだったところだ。彼の役どころはオリジナル版の『ジュマンジ』のロビン・ウィリムズに相当する役柄で、それをトム・ハンクスの息子が演じていたのだ。ロビン・ウィリアムズとトム・ハンクス好きの私としては大変うれしいキャスティングだった。ところでロック様(みんなこう呼んでいるので(笑))とケヴィン・ハートは"二人で一つ"的な感じなんですかね(笑)
①多様性ある
②クリアする、むしろエンパワーメントされるくらいだ
③ジャングルを扱っているが、ステレオタイプはない
④暴力描写はあるが、不快にはならない程度、しかしケヴィン・ハートがケーキを食べて爆発するシーンがありそこはびっくりする