
『プシュパ 君臨』 (Pushpa: The Rule - Part 2) [2024年インド]
横浜港に到着した、南インドにのみ自生する高級木材・紅木(こうき)の積荷。そのコンテナの中から現れたのは、密輸王プシュパだった。底辺の労働者から密輸組織の頂点へと成り上がったプシュパは、国境を超えて勢力を広げていた。一方、かつて屈辱を味わった警視シェーカーワトは復讐に燃え、プシュパを徹底的に潰そうと動き出す。やがて事態は、警察や政府を巻き込んだ三つどもえの抗争へと発展していく。監督はスクマール。出演はアッリ・アルジュン(プシュパ)。
新作の上映なのにも関わらず、権利元の方針なのかよく分からないが、上映料金が一律で2800円だったのだが、それが何か不条理に感じるというか、こういうのは純粋にやめて欲しいなと思う。去年の『バーフバリ エピック4K』が2800円なのは納得したのだが、新作の上映で高額な値段はさすがにダメでしょ。
その金額のせいなのか、非常に本作を観る目が厳しくなってしまった。正直言うと、本作より面白いインド映画は他にもあると思う。別に退屈ではないんだけどね。おそらくこれは映画として観るときに、「成功までの道のり」と「成功してからの今後」を観るのでは、圧倒的に「成功までの道のり」を観る方が楽しいからだと思う。ただ『ランガスタラム』の時もそうだったが、合間に見せるミュージカルシーンは本当に見事だった
あともう二つ気になった点を言うと、ラストの子供が誘拐されてそれを取り戻すまでのアクションシーン、ゴアが満載で面白かったが、完全に蛇足と言うか、正直全く必要のないシーンだ。不安だった監督がサービスシーンとして導入したとしか思えない。本作の冒頭のシーンが横浜港なのだが、その時のプシャパの妙な日本語のセリフ回しが韓国映画っぽくて、『WAR/バトル・オブ・フェイト』と同じ人が監修しているのかなと勘ぐってしまった(最近のインド映画の流行りなのかな)。