@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ウォーフェア 戦地最前線』

 

『ウォーフェア 戦地最前線』 (Warfare) [2025年アメリカ]


2006年、イラクの危険地帯ラマディ。アメリカ軍特殊部隊の8人の小隊が、アルカイダ幹部の監視と狙撃任務に就いていた。ところが、想定よりも早く事態を察知した敵が先制攻撃を仕掛け、市街地での全面衝突が勃発。退路を断たれた小隊は完全に包囲され、重傷者が続出する。部隊の指揮を執ることを諦める者、本部との通信を断つ者、悲鳴を上げる者など、現場は混迷を極めていく。そして負傷した仲間をひきずり、放心状態の隊員たちに、さらなる銃弾が降り注ぐ。監督はアレックス・ガーランド、レイ・メンドーサ。出演はディファラオ・ウン=ア=タイ、ウィル・ポールター、ジョセフ・クイン、コズモ・ジャービス、チャールズ・メルトンほか。

 

 イラク戦争に従軍した経験がある人が監督しているだけあって非常にリアルな作りになっている。それだけじゃなくてアレックス・ガーランドの過去作のようなある種のシチュエーション・ホラーみたいな要素もあり、この2人のコラボレーションは意外ではなく、けっこう自然な成り行きだったんだろうなと感じた。戦争(というよりアメリカの侵略戦争だけど)の美徳みたいなものは一切なく、徹頭徹尾リアルであるし、怪我なんてしようもんなら「痛い」以外の感情は無いんだというのがこれでもかと伝わってくる。戦争というものをある種のゲームだと捉えている奴らがいっぱいいる世の中で、戦争の痛みのリアルをしっかり伝えるのは良いことだと思う(そういう奴らが果たして本作のような映画を観るかどうかはまた別の話なのだが)。

 

 ただ、所詮アメリカ軍人中心主義的な映画と言うか、イラクの市民の目線や生活が壊されることなどの描写は非常に甘い。それは意図的に排除したのだろうが、2026年なのだし侵略される側の目線に立ちべきであると思う。エンドロールを見れば明らかだけど、結局は本作はアメリカ軍人の絆を確かめるだけの映画なのかな...なんてシラケてしまった。そもそも私の住んでいる近所にはとても大きい在日アメリカ軍基地があり、騒音問題やPFAS問題などがとても身近なので、アメリカ軍が出てくる映画をとても肯定的に観ることができないというのもあるかもしれない。