@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』

 

『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』 (6/45) [2022年韓国]


韓国軍の兵士チョヌは1等6億円が当選した宝くじを手に入れ大喜びするが、その宝くじは風に乗って軍事境界線を越え、北朝鮮の上級兵士ヨンホのもとへ飛んでいってしまう。南北の兵士たちは宝くじの所有権をめぐり、共同警備区域のJSAで会談を開くことになるが……。監督はパク・ギュテ。出演はコ・ギョンピョ(チョヌ)、ウム・ムンソク(カン)、クァク・ドンヨン(キム)、イ・イギョン(ヨンホ)、イ・スンウォン(チェ)、キム・ミンホ(チョルジン)、パク・セワン(ヨニ)ほか。

 

 シチュエーションコメディで映画としての動きがあんまりないが、やはり愛嬌のある役者たちの表情演技のおかげでとても面白く笑える作品だった(もちろん笑えないギッャグもある。変態軍人のクダリは全く笑えない)。邦画における三谷幸喜の作品みたいなので私は違和感なく受け止めたのだが、やはり他の韓国作品と比べると見劣りするのは否めない。

 

 おそらくパク・チャヌク監督の『JSA』をかなり意識していると思うが、密室の中で食事とお酒などで南北の友情を深めるというのも凄く『JSA』っぽいが、本作の方がずっとユーモアがあるし、非常に未来に希望を持たせたオチになっている。未来に希望と言うか、これは韓国人監督のこうなって欲しいという願望なのだろう。

 

 確かに北朝鮮軍の描き方はかなり誇張されていると思うが、おそらく素人目の私から見ても韓国軍の描き方もかなり誇張していると思う。北朝鮮も韓国も両方ぶっ飛んで描かれている分、平等なのだろう。