@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『聖闘士星矢 The Beginning』

 

聖闘士星矢 The Beginning』(Knights of the Zodiac) [2023年日本・アメリカ]

 

車田正美原作の漫画「聖闘士星矢」を実写映画化。幼い頃に姉と生き別れた青年・星矢は、現在はスラム街の地下格闘場で戦いながらその日暮らしの生活を送っていた。ある日、戦いの最中に不思議な力を発したことから、彼は謎の集団に狙われる身となる。やがて自身の内に「小宇宙(コスモ)」という力が秘められていること、そしてその力を鍛え、女神アテナの生まれ変わりである女性シエナを守る運命にあることを知った星矢は、その運命を受け入れ、厳しい修行を重ねていくが……。

監督はトメック・バギンスキー。出演は新田真剣佑(星矢)、ショーン・ビーン(アルマン)、ファムケ・ヤンセン(ヴァンダー)、マディソン・アイズマン(シエナ)ほか。

 

 同日公開の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』『アダマン号に乗って』に続く日本と他国の合作映画である。漫画の聖闘士星矢は名前と漠然とどんな内容か知っている程度である。そのためどれくらい原作と違うのかは全く分からない。しかし映画ではさすがに「燃えろ、俺のコスモ」は言ってなかった気がする。

 

 原作を観たことなかったのが功を奏したおかげで、私は娯楽作品と楽しめた。至る所に疑問やアクション映画としてのリアリティの無さを感じたが(リアリティを突き詰めればいいものでもない)、戦隊モノの映画を観ていると思えば造作もない。それでもなぜか途中で眠くなるのはなぜなのだ。たぶんギャグも少ないのに漫画みたいなセリフが続いて、脚本も悪いのだろう。(漫画が原作の映画にあるまじき感想なのは重々承知しております)

 

 かなり幅広い年齢層に観てもらうように作ってあるので、大ヒットするといいのだが、日本ではたぶん同日公開のマリオとドラマシリーズの映画作品や先月から公開しているコナンやスラダンに負けると思うので、アメリカとヨーロッパでの興行に期待である。というのもこの映画は完全に続編を作る前提での終わらせ方をしており、星矢が力を得てから「いざ、これから本当の敵と戦うぞ」的な終わりで、かなり中途半端だからである。大ヒットを祈るばかりである。