洋楽オタとしては面白い
『トロールズ ミュージック★パワー』(Trolls World Tour)
前作『トロールズ』は日本ではビデオ・スルーになり、続編『トロールズ ミュージック★パワー』はアメリカではコロナ禍の中劇場公開と同時にオンデマンド配信され(おそらくコロナ禍の中で最初に劇場関係者を怒らせた)、曰くつきな作品である。私は字幕版でみた。(てか日本語吹き替え版しかなかったら観てない(笑))
まず音楽の成り立ちをネタに話を作っていて、めちゃくちゃ面白いし、最後は前ジャンルが一つになるのが、まさに最近の音楽シーンを反映しておりかなり誠実に作ってある。しかも音楽の歴史の中にある文化盗用問題にも言及されており子供向けではあるが、完全に全年齢に響くように作ってある。
この映画で一番笑えたのが、サム・ロックウェル演じるカントリー・トロール(本当はヨーデル団)である。まず顔が完全にサム・ロックウェルに似せており(ゆえにカッコイイ)、彼はしゃべり方が若干胡散臭いので(ゆえにそういう演技が上手い)、今回のカントリー・トロールが完全にサム・ロックウェルの魅力に寄せていて面白かった。