@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ホーンテッドマンション』

 

ホーンテッドマンション』 (Hauted Mansion) [2023年アメリカ]

 

医師でシングルマザーのギャビーは、ニューオーリンズの奥地に建つ不気味な洋館「ホーンテッドマンション」を破格の条件で手に入れ、9歳の息子のトラヴィスとともに引っ越してくる。しかし、一見すると豪華なこの新たなマイホームで、2人は想像を絶する怪奇現象に何度も遭遇する。そんな親子を救うため、超常現象専門家のベンを筆頭に、神父のケント、霊媒師のハリエット、歴史学者のブルースという個性的でクセの強いエキスパートたちが集結し、館の謎を解き明かそうとするが……。監督はジャスティン・シミエン。脚本はケイティ・ディボルド。出演はロザリオ・ドーソン(ギャビー)、ラキース・スタンフィールド(ベン)、オーウェン・ウィルソン(ケイト)、ティファニー・ハディッシュ(ハリエット)、ダニー・デビート(ブルース)、チェイス・ディロン(トラヴィス)、ジェイミー・リー・カーティス(レオッタ)ほか。

 

 全体的に退屈ではないんだけど、ちょっと登場人物が多すぎた気がする。メインはベンとハリエットとギャビーとトラヴィスの4人だけで良かったので。時代設定は現代なのだし、ケントとブルースは脇役でも良かったよ。というか主人公もベンじゃなくて、ギャビーとトラヴィスにすれば良かったのではないか。あんなにドラマ性を重視するなら(誰かの喪失)、それこそトラヴィスを説得するのは赤の他人のベンじゃなくて親のギャビーがやらないと、逆にドラマ性が薄くなってしまっている。

 

 やはりというか、みんな芸達者で良かったけど、やはりコメディをやってるティファニー・ハディッシュはいいね、『カードカウンター』での彼女は死ぬほど退屈な役だったからね、その反動もあるかもしれない。あとちょい役でジェイミー・リー・カーティスも降霊師で出てきていたけど、『名探偵ポアロ ベネチアの亡霊』のミシェル・ヨーもそうだが、エブエブ組は降霊師になりたかったのかもしれないし、もしかしたら別のユニバースにいる時の姿かもしれない。

 

 話の設定とかCGとかゴーストのデザインが終始2016年版『ゴーストバスターズ』(ポール・フェイグ)みたいだなと思ってたら、なんと本作の脚本を手掛けているのはケイティ・ディボルド(『ゴーストバスターズ』『デンジャラス・バディ』などの脚本)で、おそらくディズニーは2016年版『ゴーストバスターズ』を観ていて、彼女に脚本を依頼したのではないかな?だとしたらGBを名乗ってる人間からしたらすごく嬉しいよ。本作も随所に「いや、そこはもうゴーストバスターズに電話しよう」と突っ込みながら観てたし。

 

 大好きな『ゴーストバスターズ』の脚本家が携わってるだけで無条件に好きになってしまったけど、ただ無性にあのエディ・マーフィー版『ホーンテッド・マンション』の簡潔さコメディに振り切った感じが凄く恋しくなるんだ。あれは本当に笑えた作品だったよ。