『奈落のマイホーム』
平凡な会社員ドンウォンは11年の節約生活の末、ソウルの一等地にマンションを購入する。念願のマイホームに家族と引っ越した彼は同僚を招いてパーティを開くが、大雨でシンクホールが発生し、わずか1分でマンション全体が飲み込まれてしまう。反りの合わない隣人マンスや同僚たちと共に地下500メートルにまで落下したドンウォンは脱出するべく手を尽くすが、さらなる大雨によって穴は水で満たされていく。
ポスターからはとても想像できないくらいコメディな出来上がりでビックリした。良い意味で裏切られた。レスキュー隊ではなくて市民の力で困難を乗り越えて市民に焦点を当てるあたりに韓国映画の強さを感じた。全体的に非常に面白かったのだが、コメディをずっと貫くのであれば、テントの中で亡くなってしまった少年とそれを見届けていた高齢女性は助かるべきだったと思う。