両親を殺された過去を持つ青年ブルースは復讐を誓い、夜になると黒いマスクで素顔を隠し、犯罪者を見つけては力でねじ伏せる「バットマン」となった。ブルースがバットマンとして悪と対峙するようになって2年目になったある日、権力者を標的とした連続殺人事件が発生。史上最狂の知能犯リドラーが犯人として名乗りを上げる。リドラーは犯行の際、必ず「なぞなぞ」を残し、警察やブルースを挑発する。やがて権力者たちの陰謀やブルースにまつわる過去、ブルースの亡き父が犯した罪が暴かれていく。
まず画面がずっと暗くて観ていて疲れる。それにずっと大まかな展開が無くて、おまけに3時間という上映時間が長すぎてかなり退屈であった。しかも内容がアクションに振り切るというよりかは、推理系の映画にしたかったようで、それも少し失敗している気がする。
しかし冷静に考えると、バットマンは他のDC作品のスーパーマンとかワンダーウーマンとかアクアマンとかと比べると別に超能力を有しているわけでなく、持ち前のお金と頭脳とガッツで戦う人なので、ある種バットマンの能力に準じて作られた映画だと思えば観ていて納得がいく。でも面白いかと言えば面白くない。役者(特にロバート・パティンソンとゾーイ・クラビッツとジェフリー・ライト)は頑張っているぶん、勿体無い気がする。しかしあんだけ酷評されていたベン・アフレックスのバットマンは今思うと全く悪くないよな。
