@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『対外秘』

 

『対外秘』 (The Devil's Deal) [2023年韓国]

 

1992年、釜山。政治家のヘウンは党の公認候補を約束され、国会議員選挙への出馬を決意する。しかし国政を裏で支配する権力者スンテが、自分の言いなりになる男に公認候補を変えてしまう。激怒したヘウンは、スンテが富と権力を意のままにするために作成した極秘文書を手に入れて彼に復讐しようとする一方で、ギャングのピルドから選挙資金を得て無所属で出馬する。地元の人々から絶大な人気を集めたヘウンは圧倒的有利に見えたが、スンテが逆襲に打って出て、事態は果てしない権力闘争へと発展していく。監督はイ・ウォンテ。出演はチョ・ジヌン(ヘウン)、イ・ソンミン(ソンテ)、キム・ムヨル(ピルド)、キム・ミンジュ(ビルド)ほか。

 

 あらすじ通りの映画であり、英語のタイトル通り"悪魔の契約"に至るまでの一人の政治家ヘウンの過程を描いた作品だ。ただゴア描写とかを極力おさえた軽い感じの映画でもあるので、なぜか他の韓国映画みたいに凄く熱中して観てしまうみたいなことが起きない映画だった。別に退屈ではないんだけど、なぜか「何か足りない」と思ってしまう。それを上手く説明できないんだけど、おそらくこの手の映画だったら、他の韓国映画で凄いハラハラする作品がたくさんあるからだろう。そもそも私は政治家よりヤクザの方が好きだし、そのヤクザが政治家に駆逐される映画だから、よりネガティブな印象を受けたのかもしれない。

 

 役者も見た目のイメージから与えられるような役をそのまま与えられた感じもあって、「チョ・ジヌンは卑怯そうな人が似合いそうから、イ・ソンミンは影の権力者が似合いそうだから」みたいな、軽い感じが伝わってきて...それが退屈というか。だからこそ役者の魅力に助けられた感じもある映画だ。