@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『犯罪都市 NO WAY OUT』

 

犯罪都市 NO WAY OUT』 (The Roundup: No Way Out) [2023年韓国]

 

7年前のベトナムでの凶悪犯一斉検挙に関わった怪物刑事マ・ソクトは、ソウル広域捜査隊に異動し、ある転落死事件を捜査していた。そして捜査を進める中で、事件の背後に新種の合成麻薬と、日本のヤクザが関わっているという情報を掴む。一方、ヤクザの一条親分は、麻薬を盗んだ組織員たちを処理するため、「ヤクザの解決屋」と呼ばれる極悪非道な男リキを、極秘裏にソウルへ送りこむ。さらに汚職刑事のチュ・ソンチョルが消えた麻薬の奪取をもくろんでおり、マ・ソクトはリキ、チュ・ソンチョルという2人の凶悪な敵を相手に、三つどもえの戦いを繰り広げる。監督はイ・サンヨン。出演はマ・ドンソク(マ・ソクト)、キム・ミンジュ(マンジュ)、イ・ジュニョク(ソンチョル)國村隼(一条)、青木崇高(リキ)ほか。

 

 3作目にして日本のヤクザが出できたので、本作は本当にワイスピみたいになってきている。ただ東京が舞台ではなく本作は韓国を脱出しなかったようで、ここでも東京ロケの難しさを思い知った。また國村隼もちょっとした出てこないし、電話口のみの出演で物足りないが、もしかしたら何かのりうつっているのかもしれないし、本当に特別出演って感じ。それと違って青木崇高はけっこうメインどころで出てくる(刀振り回す)。日本語も別に違和感ないのだが、一条がソンチョルと電話しているシーンで明らかにあの通訳をしている女性はけっこう韓国語を省略しすぎて日本語に通訳していたのだが(日本語シーンと日本語字幕が違いすぎる!)、あの女性は誰かのスパイとかではなく、ただ純粋に製作側があまり日本語に力を入れなかったようだ。シリーズ化するのなら、もっと言語の正確性に力を入れて欲しいなと思う反面、言語について日本人が韓国映画に向かって意見するのも少し気が引ける。

 

 それ以外はいつも通り凄く面白い。まあ黒幕は最初から提示された状態で話が進むのだが、それが分かっていてもアクションとかギャグとかが良いので面白いんだよ。マ・ドンソクが「ハイハイ」とか言いながら平手打ちするだけなのに、これがかなり笑えるんだ、本当に罪だよね(警察が市民に暴力を振るっているのに!!)。これからもこのシリーズを続けて欲しいと思う。