@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ノーウェア デジタルリマスター版』

 

『ノーウェア デジタルリマスター版』 (Nowhere) [1997年アメリカ]


18歳の青年ダークにはメルという恋人がいるが、メルは同性のルシファーとも付きあっている。ダークもまた、同じ学校の青年モンゴメリーに心ひかれていた。周囲の友人たちもそれぞれの愛を求めるなか、謎のエイリアンが街に現れ、次々と異変が起こりはじめる。監督はグレッグ・アラキ。出演はジェームズ・デュバル(ダーク)、レイチェル・トゥルー(メル)ほか。

 

 1月に観た映画なので簡単な感想になります。同じ日に『ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版』を観たのですが、そっちと比べると本作の方がずっと面白くて私好みだった。両方ともクィアでカオスで破滅的なんだけど、本作の方が若者のある一日をオフビートに面白おかしく描いていたからだと思う。映画が進むテンポも最高だった。しかも途中から宇宙人が出てきて、何が何だかよく分からないのだが、それが「面白い」と感じるくらいにはとても洗練されている。

 

 『ドゥーム・ジェネレーション』同様に他のメジャー映画で描かれている"死ぬクィア"を本作でもメタ的に描いていて(死ぬクィアがよく理解できない人は本当によく分からないで終わってしまうけど)、自分のセクシャリティの違和感とその目覚めと抵抗が、未知の何かが身体に入ってくるという恐怖と合わせて演出されているのは見事だったし、映画全体的に誇張されたビジュアルが非常に洗練されていて、今観ても全く古いと思わなかった。