@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ONE PIECE FILM RED』

 

ONE PIECE FILM RED』

素性を隠したまま発信される歌声が「別次元」と評され、世界でもっとも愛される歌手ウタが、初めて公の前に姿を現すライブが開催されることになった。そのことに色めき立つ海賊たちと、目を光らせる海軍。ルフィ率いる麦わらの一味は、何も知らずに、ただ彼女の歌声を楽しみに会場にやってきた。世界中から集まったファンが会場を埋め尽くし、いよいよ待望の歌声が響き渡ろうとしている。しかし、ウタが「シャンクスの娘」であるという事実が明らかになったことから、事態は大きく動き出していく。

 

 アニメより少し早くゴムゴムの実が覚醒し、

ニカが一瞬だけ登場する。ウソップとヤソップの親子覇気共演はカッコいいし、間接的であるが赤髪海賊団と麦わら海賊団の共闘は興奮する。またシャンクス出生の秘密が明かされたりと、原作ファンも必見の作品である。

 

 しかしONE PIECEの映画というよりウタのミュージカル映画かと疑いたくなるほど歌唱のシーンが多く、またウタの歌声であるAdoの声が恐ろしく映画館向けではなく映画観賞後はかなり食傷気味である。というか少しやりすぎである。私個人としてはユーモアがある方が好きなので、もう少しはっちゃけて欲しかったというのが正直なところだ。

 

 またウタの人物描写も微妙だ。長年幽閉されていたのに、みんなの役に立ちたいみたいな気持ちって芽生えるかな?というかウタの能力がみんなの役に立たないとみたいな旧態依然と歌姫の表象で、古くさいというか日本らしいなと思う。別に自分の歌だけ歌っていても良いじゃないか。この歌姫の能力はみんなの役に立たないとみたいな表現が大変アナ雪と似ており、本作とアナ雪が日本で大ヒットしたのは特筆すべきだろう。