@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『パディントン2』

 

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パディントン2』(Paddington2)

 

前作『パディントン』は大変素晴らしかったが、今作も素晴らしかった。全く不快な表現がなく話される英語も丁寧でもし子供に見せるなら私は迷いなく『パディントン』を見せると思う。今作ではお世話になったおばさんのためにプレゼントを送ろうと決意したパディントンが働きに出てポップアップブックを購入しようとするのだが、ひょんなことから泥棒と勘違いされ刑務所におくられてしまう。そこでパディントンはそうそうにピンク色の靴下と刑務服を一緒に選択してしまい、ピンク色の刑務服になってしまう。いかにも見た目が怖い男性たちがピンク色の刑務服に身を包むだけでかなりジェンダー意識に逆らっていて面白い。それだけでなくパディントンとナックルの手作りマーマレイドに触発された彼らが次々に自分が家に代々伝わるお菓子を披露しようと決意する。これは非常に良い。いかにも男たちのホモソーシャルに覆われていそうな刑務所が一気に色づく。きっと再犯率も低いだろうし、本気で日本の刑務所も見習うべきではないだろうか。そもそもパディントンもおばさんから教わったマーマレイドを大切にしている、家に伝わる味というのは男女関係なく伝わるものなのである。おふくろの味がいまだに幅を利かせる日本人ははやく気付くべきではないだろうか。そして相変わらずブラウンファミリーは優しさに溢れていて、パディントンを迎え入れる態度は心から見習いたいと思う。サリー・ホーキンスは私の憧れであるが、ブラウンさんを演じたヒュー・ボネヴィルも負けずと私の憧れである。