
『アマチュア』 (The Amateur) [2025年アメリカ]
内気な性格で愛妻家のチャーリー・ヘラーは、CIA本部でサイバー捜査官として働いているが、暗殺の経験もないデスクワーカーだ。最愛の妻とともに平穏な日々を過ごしていたが、ある日、無差別テロ事件で妻を失ったことで、彼の人生は様変わりする。テロリストへの復讐を決意したチャーリーは、特殊任務の訓練を受けるが、教官であるヘンダーソンに「お前に人は殺せない」と諭されてしまう。組織の協力も得られない中、チャーリーは彼ならではの方法でテロリストたちを追い詰めていくが、事件の裏には驚くべき陰謀が潜んでいた。監督はジェームズ・ホーズ。出演はラミ・マレック(チャーリー)、ローレンス・フィッシュバーン(ヘンダーソン)ほか。
「殺された妻の復讐を...」「追うはずが追われる側に...」「世界各国を回って逃走...」ととにかくどこか懐かしい2000年代のアクションを思い出させるし、それこそジェイソン・ボーンの『ボーン』シリーズを思い出した。あのヨーロッパを回ったり、街中で追っ手をかわすのとこか、ほとんど『ボーン』シリーズだったと思う。ただ『ボーン』シリーズと違って、主人公のチャーリーは全く武闘派ではない。知恵と技術力で敵と対峙するのが本作の魅力だ。
私は凄く楽しめたのだが、正統派なアクションを期待した人はがっかりすると思うし(一応アクションはあるのだけど)、チャーリー以外の登場人物がなんとも薄味な感じで、特にヘンダーソンはもうちょっとどうにかならなかったのかと思う。ただチャーリーが秘密裏に連絡を取り合っていた相手が実は女性でしたっていう明かし方は凄く良かった。